近頃、FIREという言葉を目にしたり耳にしたりします。
Financial Independence Retire Early。あこがれますね。
これを不動産でできないか…。
不動産の家賃収入で生計を立てるには、生活できるだけの収入を安定的に確保する必要があります。生活できるだけの安定した収入を全く土地も建物もない人が不動産収入で生活しようとした場合にどれだけの資金が必要なのかを考えてみたいと思います。
目次
家賃収入で生活に必要な収入とは?
まず、生活に必要な収入を決めましょう。総務省統計局の家計調査によると、30~39歳の世帯が257,184円/月、40~49歳306,151円/月、50~59歳302,584円/月となっています。これらを平均して288,639円/月になります。ですか、平均で最低限350万円が年間で必要な生活費になります。
月額で約29万円の収入。
支出は、ローンの返済金、所得税、固定資産税等の税金、火災や地震等の損害保険料、税理士や行政書士等への報酬、清掃費用や設備点検費用や広告宣伝等の業務委託料、建物が傷むと必要になる修繕費などです。
今回はわかりやすく、区分マンションの総グロスで見ていこうと思います。
事例:1億円分の物件を購入した場合の収支に関して
事例として、1億円分の物件を購入して表面利回り7%として700万円の家賃収入(月収入58万円)を確保するとします。自己は30%として3,000万円にします。
この場合、7,000万円の借入になります。
借入条件は仮に、金利3.5%、借入期間30年とすると月々の返済は31万円になります。
また、支出の部分では月々確実に係るのは上記のローン返済金と管理委託費と管理費・修繕積立金になりますので31万円+2.2万円(大手管理会社での費用賃料の5%税別)+6万円+それ以外の支出の準備金1.5万円=40.7万円
月収入58万円-月支出40.7万円=17.3万円
になります。
月収入29万円にするには上記事例の約1.7倍になりますので、購入グロスで17,000万円。自己資金が5,100万円になります。
不動産投資で生計を立てるにはワンルームマンション等の少額投資がおすすめ!
なかなかのグロス金額になりましたね。
自己資金を5,100万円必要となるとなかなか手が出しにくいと思います。
ただ、不動産投資はいっきに購入しなくてもいいわけです。
不動産投資で生計を立てるには、ゴールの姿を明確にして長期的な目標を立て、ワンルームマンション等の少額の不動産投資から始めて自己資金を増やすといいでしょう。
購入する物件を選ぶことも大切です。購入物件価格に対する家賃である表面利回りを上げられるようにできるだけ安く物件を購入することで表面利回りを上げることができます。
不動産投資で気をつけること
また、気を付けなくてはならないのはアパート経営などでは空室があれば家賃は入りません。空室が出ないような工夫で表面利回りを上げることができます。
さらに節税を行いできる限り税金を減らすことです。これらによりさらに実質利回りを上げることができ収入を増やすことができます。不動産で生計を立てるには多くの資金が必要となり簡単ではありません。
しかし、長期的な目標をもって小さい物件からコツコツと計画的に投資を行うことで生計を立てられるようになることが分かります。
まずは最初の一歩を踏み出すことが大切なのかもしれません。
初めての不動産投資はe-homeへ相談!
ここまでいかがだったでしょうか?
不動産投資は、収入や生活スタイルなどケースによって千差万別です。
まずは、プロに相談することが、第一歩だと思います。
いつでも、気楽にご相談いただければと思います。